ラリーを通じて感じたこと。それを仕事に生かして欲しい。

CF事業部 池田実

昭和46年4月13日入団※(入社)。CF事業部、材料研究担当。
地図を手に法則を読み解きながらゴールを目指す、従業員参加型研修“アカシヤウォークラリーを開催している。入社3年以上の従業員に参加資格がある。現在はアイコクウォークラリー(略してAWR)と名を変え、恒例行事として30年以上続いている。池田はその創設を担当した。

※入団:仲間として一緒にやっていく「チームの一員」になるという考えから、入社と言わず、あえて「入団」と呼んでいる。

“状況”を作れば人は自然に動いてくれる。

1982年、第一回のアカシヤウォークラリーが開催された。池田はこのラリーを作り上げたメンバーの一員だ。

初回開催の4ヶ月前、他社で開かれたウォークラリー研修「組織革新研究会」に参加した。社内で行った議論の結果、従業員で取り組む研修に向いていると会議で声が上がり、アイコクアルファでも開催することになった。「たった4ヶ月の間に地図やルールを作ったんですね。今思うと凄いな(笑)」。地図からポイントを探し、ゴールを目指す。地図の見方が重要になるこのゲームは2泊3日で二回行われる。

ラリーには参加者をサポートするための運営部隊がいる。「ラリーは課題と方針が有り、課題は“ラリーに勝つ”こと。方針は“大きな声で挨拶する”とか“人の話をよく聴く”などですね。命令で人は動きませんから、それをやってもらえる状況を作るにはどうしたらいいかということを考えさせました。リーダーにはそういう要素を持ってもらう必要があるんです」。まずはそのための勉強会を開いた。地図や運営環境が整い、迎えた第一回は100名が参加。以後、30年近くAWRは続いている。

思い込みがミスのもと。事実をよく観ることがゴールへの道。 

ラリーを終えて社内で多く耳にしたのが「事実をよく観ていなかった」という言葉だった。地図の見方には実はあるルールがある。それを読み解くのに“思い込み”が命取りとなるのだ。「私も箱根で研修に参加したときに、道の反対側にあるポイントを見逃したことがありました。翌朝一番に現場に行って、どうして間違えたのか、何が正しかったのか再確認したんです」。

このゲームでの経験は仕事に大きく生かされる。「ミスや問題が起きたとき、掘り下げた事実をもっとよく観ようという姿勢が生まれました。また予期しないトラブルをどうやって解決するのかという対応能力も向上します」。恒例行事になっていくなかゲームの改善も試みた。だが、このゲームの本来の目的を変えないためには「ルールはシンプルに」という答えにたどり着いた。

「ただ面白いだけじゃない。必ず得てもらうものがあるんです」。挑戦して楽しい。考えて成長する。達成して感動する。それはアイコクアルファで歩む人生に通じている。