ラリーを通じて感じたこと。それを仕事に生かして欲しい。

本社部門 姫宮淳史

昭和62年4月1日入団※(入社)。本社部門 夢実現支援チーム チーフマネージャー 人事・教育担当。
従業員参加型体験研修“アイコクウォークラリー”(略称AWR)、姫宮は事務局として、その主催を担当している。

※入団:仲間として一緒にやっていく「チームの一員」になるという考えから、入社と言わず、あえて「入団」と呼んでいる。

“名物研修” 自分で考えて行動 役割もそれぞれ

第一回AWRは、1982年に開催された。自分たちで作戦を立てて課題に挑戦するという、このラリーの考え方を実際に仕事にも取り入れたのが“差額アップラリー”“品質ラリー”など全社で現在も行われている各種ラリーだ。つまりアイコクアルファの“仕事のゲーム化”の原点がここにある。以来30年以上に亘って全社的な名物研修として開催されている。姫宮は、入団4年目の1991年に参加、現在は事務局として参加者の成長を見守っている。

ウォークラリーは、会社内に泊まり込んで2泊3日で行われる。動きやすい服装と懐中電灯の準備をするように案内されるだけで、具体的に何をするかは当日まで分からない。「私も何も分からず参加し、1日目はチームで1位になったのですが、2日目は最下位と散々でした。みんなで夜中に現場に行き、地図と照らし合わせて、どうして間違えたのか、何が正しかったのかを再確認し、本当に目からウロコが落ちる思いをしました」。

ラリーには参加者をサポートするための運営スタッフがいる。2か月にわたって準備をするサービス隊と、チームを率いるリーダーである。サービス隊の中にラリーを運営する“コース隊”、食事や生活面を支える“生活隊”の2つがある。「こわもての人がエプロンを着けて、極上の“おもてなし”をする姿を見ると、微笑ましいですね」。参加者は勿論だが、このサービス隊として参加することでさらに成長できる。「中には何度も自主的にサービス隊に参加してくれる人もいます。なんで?と聞いたら、“色んな人を観ることが楽しい”と言ってました」。チームリーダーにも“教えない”“命令しない”という前提があり、その中でいかに参加者に問題に取り組んでもらえる”状況”を作るのかが求められる。様々な個性があり、その一人ひとりが、自分で考えて行動し、それぞれの役割を果たしているのは仕事でも同じだ。

“見る”ではなく“観る”がアイコク流

社内では、参加した人がよく使うフレーズがある。それは、“事実をよく観る”だ。何か不具合などがあると、このフレーズを使う。“観る”は、観察するようにじっくりと見るという意味だ。「社内では、“みる”は“見る”でなく“観る”、“きく”は“聞く”でなく“聴く”をあえて使います。研修中に何度も行う発表でよく使ったので、ウォークラリー後も使う人が多いですね」。社内特有の言葉は、まだ他にも沢山ある。それもアイコクらしい一面だ。

“まだ参加していない人には、ルールや内容は、話さないでください”とお願いしており、その伝統は見事に守られている。後輩から訊かれても、内容は秘密にし、“あまり寝れないぞ、楽しいぞ・・・”と、ぜひ参加するように勧める先輩が多い。

参加者もサービス隊も事務局も、上手くいかない事がでてくる。それに対応するのも、成長や気付きにつながる。「研修なんですが、アイコクを挙げてのお祭りですね。最初は嫌々参加する人もいます。でも終わった後は、本当に充実していた、と言ってもらえる。さまざまな気付きがある。だから面白い」と、姫宮は次を楽しみにしながら、笑顔で言う。

『事実をよく観て、自分で考えて行動し、みんなでとことん話し合って、教えられるのではなく自ら気づく。それこそが財産』、アイコクウォークラリーで学ぶこれらのことは、これからも引き継がれて行く。そして、仕事だけでなく、その人自身の人生の中で活かされる。それがアイコクアルファだ。